日めくりカレンダーをめくるように、毎日が過ぎていく。はらりはらりと過ぎ去っていく。このままでいいのだろうか。まるで青春の真っ只中にいるような疑問符がわいてくる。いくつかの曲がり角を過ぎてもう、後戻りなど出来ない所まで来てしまっている。一度…
子どもの頃、母方の田舎に預けられると、怖いじいさまが農作業を手伝えと言う。春は泥の中に足を突っ込んで田植え。ヒルにめいっぱい血を吸われザリガニにはさまれる。秋は稲刈り、それも鎌を砥石で研ぐ所から始まる。井戸で水をくみ上げ、何十年も使い続け…
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